この北町で(226)― あの人この人

   花がつなぐ人と人〜「コスモスライン」〜


                        フラワーアレジメント インストラクター

                                                            山崎華子

 私が北コミセンを利用させていただくようになって4,5年経ちます。

太陽の光が差し込む1Fの会議コーナーをお借りして、月に23回木曜日にフラワーアレンジメントの教室をさせてもらっています。季節の花を使って、四季折々のアレンジメントを楽しんでいます。同じ花材でも生徒さんそれぞれの個性が出て、それぞれ違ってステキです。時には、北コミセンの方やロビーを利用させている方が「まあ、ステキね!」と声をかけて下さいます。小さなお子さんがじーっとこちらを見てかわいい笑顔を見せてくれる事もあります。

 私がフラワーアレンジメントをはじめたのは子どもが2才の頃。お正月花のアレンジメントづくりのイベントがあり、武蔵野市の別のコミセンで参加させてもらったのがきっかけでした。難しいと思っていたアレンジメントは、やってみると楽しく、思っていた以上にステキなアレンジが作れたのです。フラワーアレンジメントを習いたいとの思いが以前からあり、思いきって教室に通うようにしました。2才の子供を連れて、横に座らせながらレッスンを受ける事もありました。子どもは私のやる事をまねしながら、捨てる小さなオアシスに、切り分けた葉や小花を差し、それを先生や他の生徒さんにほめてもらうと喜んでいました。

子どもは今でも物をつくる事が大好きでアレンジを見て「きれいだね。すごいね」と言ってくれます。

 あれから9年、今私がアレンジメントを教え教室をさせて頂いている事が感謝です。常に思う事は、花は人の心を癒してくれると共に、人と人をつないでくれる事を感じます。「コスモスライン華」という教室名でやらせて頂いていますが、この「コスモスライン」とは、私の先生から頂いたもので、「人と人との出会いが1本の線となり、花によって宇宙の果てまで続くように」との想いから名付けられたそうです。

これからも花と共にアレンジを楽しみ、人との出会いに感謝していきたいとおもいます。