この北町で(239)― あの人この人 ―
「地域の皆様、職場の仲間に支えられて、22年」
吉祥寺ホーム 大久保 みのり
北コミセンの皆様、吉祥寺北町にお住まいの皆様には日頃から大変お世話になっており、感謝申し上げます。
私が吉祥寺ホームに入職したのは平成8年2月でした。あっとい
う間だったと感じておりますが、当時小学生だった3人の子供たちが巣立ち、現在は小学生の孫がおりますので、それなりの月日が流
れたことに気づかされています。
私は看護師として大学病院で勤務後、武蔵野市で子育て時代を過ごしました。子育て中は行政の健診や訪問看護などの業務をお手伝
いさせて頂き、末の子が小学校の高学年となったのを機に吉祥寺ホームに入職致しました。学生時代から高齢者の看護に関心があり、
「将来は老人ホームで働きたい」と考えていたので、念願が叶った形となりました。
最初は在宅介護支援センターに配属され、介護保険開始後は介護
支援専門員を兼務しました。地域の皆様にはいくつもの場面で支えて頂き、地域のお年寄りのお宅に伺うことに大きなやりがいを感じ
ておりました。平成16年に特養に異動となり、当時の武蔵野市最高齢者お二人のお看取りをさせて頂いたり、ご利用者から昔の体験や
お知恵など様々なことを教わったり、ご家族の皆様、ボランティアの方々、地域の皆様のご支援のもと貴重な経験をさせて頂き充実し
た日々を過ごしております。
自画自賛ですが、士気の高い職員に恵まれたことも今日を迎えられた大きな要因だと思っております。昨年度は、武蔵野市自衛消防
審査会3年連続優勝、アクティブ福祉in東京(研究発表)実行委員長賞、ケアリンピック武蔵野(研究発表)最優秀賞の三冠を達成してく
れました。
地域の皆様には今後もお力を拝借したり、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、吉祥寺ホームでは若い職員が育っております。引き続き当施
設にご支援を頂けますと幸いでございます。
「この北町でーあの人この人―」の原稿依頼を頂けたことで、この22年間を振り返る機会に恵まれましたことを心より感謝申し上げ
ます。